2013/10/29 リンクを取得 Facebook Twitter Pinterest メール 他のアプリ - 10月 29, 2013 名大SF研究記録ブロクさんで詳細が書かれました。http://d.hatena.ne.jp/MSF/touch/20131028/p1 文学フリマ以降に通販する予定だそうです。 リンクを取得 Facebook Twitter Pinterest メール 他のアプリ
ハサミ男がいた風景3 - 5月 25, 2013 ハサミ男の三番目の犠牲者は、目黒区鷹番に住んでいた。 (『ハサミ男』より) この印象的な文章で始まる『ハサミ男』。 最後はその鷹番に行きました。 作中にも書かれていますが淡路町駅から鷹番の最寄り駅『学芸大学駅』は結構遠くて、何度か乗り換えました(つまり私も高層ビルの嫌いなもぐらのように移動したってわけ)。でもハサミ男は初めて行く場所だからととっても朝早く起きて行ってましたが、行って思いました。 始めて行く場所だからって、いくらなんでも早く行き過ぎ! ハサミ男は時間を潰すの大変だったのでは? 学芸大学駅の商店街の写真。 駅前に本屋さんがあります。 ここはもしかして…ハサミ男が行った本屋(笑)? 『おふらんど』らしき喫茶店は見つけられませんでした。悲しい…。>当然か?手作りミートパイ、食べたかったな。 屋上には、めでたくも赤白に塗られた巨大な鉄塔をのせている。NTT目黒支局。 (『ハサミ男』より) 確かに目印になりました>鉄塔。お陰で無事目黒通りに行けました。 目黒通りだ。歩道に立った青い標識にも、日本語とローマ字でそう表示されている。 (『ハサミ男』より) 青というより、エメラルドグリーンっといった感じの色の標識でした。目黒通りはおしゃれな雑貨、家具屋さんが多かったです。 円形の金属プレートには、大きく「たかばん」と表示されていた。「たかつがい」ではなかった。 (『ハサミ男』より) 円形の金属プレートではなかったです。いたって普通のバス停でした。ちなみに、私はこのシーンは美しくって好き。 学芸大学駅はなかなかにぎやかでした。 上にも書きましたが目黒通りには本当におしゃれなお店が多くって、もし自分が家具を買わないといけない事態になったら、目黒通りで探してみようと思ったほど。 ちなみに、樽宮由紀子が住んでいるのは鷹番四丁目なんですが、悲しいことに 鷹番四丁目というのは存在しません。 続きを読む
インタビューやコラムなど - 5月 25, 2013 1999 ●インタビュー 『小説すばる』(集英社) 1999年11月号(モノクロ2ページ ) 基本的に「『ハサミ男』はどうやって生まれたか?」「書いたきっかけはなにか?」という話題のインタビュー記事。 メフィスト賞に応募する前、某出版社に勤めていたことや、病気で会社をやめて実家に帰り、3年間ぶらぶらしていた語っている。 ここで、一番好きなミステリ作家は横溝正史だと発言している。 ●インタビュー 『ユリイカ』(青土社) 1999年12月号(モノクロ11ページ) ミステリ・ルネッサンス特集 『本格ミステリVSファンタジー』と題して インタビュー 小谷真理 インタビューがSF・ファンタジー評論家の小谷真里さんだったため、ミステリに詳しくない小谷さんに対して、本格ミステリの構造について解説するといった感じの内容になっている。特に横溝と乱歩を例にあげて語った内容は読み応えがある。 殊能センセーの答えは言い切っているため、人によっては「そうは思えないけど」と思う人もいるかと思うけど、そのぶんわかりやすい内容になっている。 『ハサミ男』の構造を冷静に語っているところもおもしろい。 2000 ●コラム 『小説現代』(講談社) 2000年1月号(モノクロ1ページ) 『誰にも言えなかった話 ミステリ作家の姉』と題したコラム。タイトル通り、殊能センセーの姉について書かれたもの。このコラムの内容によると、殊能センセーのお姉さんはたまに、エッセイを読むくらいの人のようです。 個人的にはお姉さんが殊能センセーに対して「おまえみたいなのは『病気』と言うんだ」と言っているのに笑いました。 写真が掲載されているが、詳しくは これ と これ を読んでください。 ●アンケート 『2000本格ミステリ・ベスト10』(東京創元社) 2000年度版 2000本格ミステリ・ベスト10 アンケート回答(5行) 2000年に出た国内のミステリで、ベスト5をあげるというアンケートにたいして、「不勉強で、本はほとんど読まない」「他人様の作品にランク付けできる立場じゃない」との理由で、回答を辞退するというコメントが載っている。 ●インタビュー 『ダ・ヴィンチ』(リクルート) 2000年5月号(フルカラー2ページ) ミステリー作家新刊 続きを読む
キマイラの新しい城 in ロポンギルズ - 5月 25, 2013 私は東京国際映画祭(ハサミ男を見に)で六本木ヒルズに行ったときに、「これは!」と思い『キマイラの新しい城』を持参して、作中に出てきたところを写真を撮ったのでした。 第二之章 トキオーンを求めてのその四より ここがロポンギルズの正門なのであろう。背の低い円筒形の建物があり、その右手に塔へとつづく石段が口を開けていた。 (「キマイラの新しい城」より) 多分ここだと思う。やや自信なし。なぜ自信がないのかと言うと、次のページP198に出てくる極彩色の紋様が見つけられなかったから。う~~~ん、これについては本当によくわからない。 黄褐色の石積みの階段に近づいたとき、ガラスの壁こしに円筒形の建物の内部をのぞいた。なかには薄暗い穴蔵が地中深くうがたれ、底から長い金属製の階段が一直線にのびていた。 (「キマイラの新しい城」より) この写真は東京国際映画祭の色が濃いですが、気にしない、気にしない(笑)。私は階段を上がった状態で撮ったので、作中に描かれているものとは角度が違います。 石段の先は石畳の広場になっていた。広場をとりかこむようにかぼそい立木が植えられ、小さな滝が音をたてて流れおちていた。 (「 キマイラの新しい城」より) この写真も東京国際映画祭の色が濃すぎますが、気にしないでください。いつもは滝、こんなんじゃないんです~~。もっと地味です。 広場の左手には、巨大な黒蜘蛛が立ちはだかっていた! (「キマイラの新しい城」より) これは私以外の人も写真を撮っていたので、写真を撮るとき恥ずかしくなかったよ(笑)。 わたしは巨塔のすぐそばを通り、衛士の言ったウェストウォークなる区域をめざした。 (「キマイラの新しい城」より) この塔ってなんですか? 私にも分からないんですが…。 見あげれば、上空はガラスでふさがれ、天井からあざやかな色合いの旗幟がいくえにも垂れさがるなか、渡り廊下が中空に架かっている。 (「キマイラの新しい城」より) この場所はかなり書かれているとおりでした。笑えるくらい。 CITRUS NOTES ANYA HINDMA 続きを読む